ソマリと森の神様 2020年1月 AbemaTV、TOKYO MX、BS日テレ他で放送スタート! TVアニメ放送直前特別企画 水瀬いのり&小野大輔スペシャルインタビュー

ソマリと森の神様 2020年1月 AbemaTV、TOKYO MX、BS日テレ他で放送スタート! TVアニメ放送直前特別企画 水瀬いのり&小野大輔スペシャルインタビュー

新サイト[ゼノン編集部]にて大好評連載中『ソマリと森の神様』のTVアニメが2020年1月9日(木)、いよいよ放送開始! それを記念して、ソマリ役の水瀬いのりさん&ゴーレム役の小野大輔さんに原作者・暮石ヤコ先生自らがお話をうかがう特別企画が実現しました! 原作を読んだ感想からアニメ版の魅力まで、たっぷりうかがいます!!

異種族の父娘を演じるおふたりと、暮石ヤコ先生がご対面!!

原作を読んで感じたのは、シンプルな愛

暮石:今日はよろしくお願いします。

水瀬小野:よろしくお願いします。

暮石:原作の『ソマリと森の神様』は読まれましたか?

小野:はい。最初に読んだ時の感想は、「描き込みがすごい」! 背景とか小物とか、絵から受け取る情報量がすごく多くて。どれだけ時間をかけて描いてるのかと。

暮石:いまはアシスタントさんが手伝ってくれているのですが、初期は全部自分で描いてました。

水瀬小野:へぇ~!

小野:誌面からあたたかさを感じるのは、先生が時間と手間をかけて、心を込めて作品を描いているからなんですね。千年の時を生きるゴーレムの、悠久の時間とも重なって……感動してしまいました。

水瀬:私が原作を読んで感じたのは、シンプルな愛。ソマリの遣う言葉って、とてもまっすぐで。シンプルな言葉で素直に思いを伝えているんです。私も相手に思いを分かってほしい時は、もっとストレートに表現してもいいんだと感じました。

暮石:ありがとうございます!

ソマリを演じる時は、常に全力。「お父さん」と呼べるのが嬉しい!(水瀬いのり)

感情はなくても、あたたかさはそこにある

暮石:おふたりはキャラクターを演じるにあたって、何を意識しましたか?

水瀬:ソマリを演じる時は、常に全力で! 全力で泣いて、全力でいじけて、怒って……。「ここでピークを持ってくるぞ」みたいなことは、あまり考えないです。

小野:(ゴーレムは)人間ではないじゃないですか。もっと言うと感情がない。最初はちょっと難しいなって思いました。感情を表現することが仕事である役者としては、その技をすべて奪われたような感覚です(笑)。
ただ、感情はなくても、あたたかさはそこにある。それを感じさせるように声を出したいなと。……いや、難しい。先生、難しいです!

暮石:(笑)。 人間じゃないものに対して、人の声をあてること自体、難しいだろうな~って思います。

小野:だって声帯、人間じゃないかもしれないですからね、そもそも。そこに説得力をもたせるとしたら、感情じゃないところに熱を感じさせないといけない。そこは試行錯誤しながらですね。あとはソマリを演じるいのりちゃんが、僕が全部そぎ落としたものを、ぐっとプラスしてくれると思ってるので。

水瀬:そうですね。ソマリはお父さんにいろいろな気持ちをもらいつつ、あげつつみたいな関係性なので。お父さんはお父さんゆえの反応の薄さではあるけど、ちゃんとソマリの言葉が届いていると信じています。

“リアルお父さん”も「ダイスケ」さん!?

暮石:キャラを演じる中で、「ここが楽しい」と思う部分はありますか?

小野:周りを見ることができるところ、でしょうか。ゴーレムが感情を表さないからこそ、受け取る側に回れる。後ろで見ている時とか、すごく楽しいですね。台詞の中で息とかないんですよ。アクション系のアドリブはほぼない! なので、ソマリだけがしゃべってる時に、存分に愛でる気持ちで見ていられる(笑)。 一番得な立ち位置にいるのかなって思います。

水瀬:私が楽しいのは、やっぱり「お父さん」って呼べるところですかね。

小野:あら。

水瀬:自分のお父さんは「パパ」って呼んでいたので。「お父さん」って呼べる喜びがすごくあって。実を言うと、私の父の名前が「ダイスケ」なんですよ!

暮石:すごい!(笑)

水瀬:偶然なのか必然なのか……「ダイスケ」さんなんですね、私のお父さんも。

一同:(笑)

水瀬:だから二重の意味も込めて、そこは嬉しいですね。

暮石:なるほど。

「感情が出せないからこそ、存分にソマリを見守ることができる。」(小野大輔)

“ガヤ”にもこだわっています!

暮石:次の質問ですが、おふたりが行ってみたい街や村、室内シーンなどはありますか?

水瀬:私は本を読むのが好きなので、図書館です。壁一面が本棚で、その土地の歴史とか異形の図鑑とか、未知の世界がそこにあるのかなと思ったら、夢のようで。一日あっても足りないくらい楽しそう!

小野:酒場はいいなって。酒場というか、異形のものが集まっている食堂。お父さんがウエイターをやってるシーン(原作17話)があって、あれすごく好きでした。あのシーンは、アニメだと音響監督の濱野さんのすごいこだわりがあって。異形のものはやっぱり人と違うんです。声質とか、話の内容とか……。ちょっと人間とは逸脱していたほうがいい。僕もガヤを演じています。さっきも言ったように、普段は感情を出せないんですよね、自分がゴーレムだと(笑)。鬱憤が溜まってるわけですよ!

水瀬:ここぞとばかりにデブキャラを演じられていますよね。

小野:「わしに食わせろ。もっと食べたいな~!」(デブキャラの声)

水瀬:今週もいる! と思いながら(笑)

小野:あいつ常連(笑)。いつもいる。小林ゆうちゃんともね、キャラでずっとやり取りしてます。

水瀬:楽しそう。ガヤにも注目を!



暮石:では最後に、原作ファンの方たちに向けてメッセージをお願いします!

水瀬:原作が持つパワーや、心地いい温度感を、アニメーションにして届けられる嬉しさもあり、演じている側としては「ちゃんと届けられるかな」という不安もあり……。
でもこの作品の良いところが、アニメにもしっかり落とし込まれていますし、背景や音楽もこだわって作られています。ぜひ期待して観てください!

小野:僕が原作を読んでいて思ったのは「この世界、好きだな」ということ。スタッフ皆で、この世界をアニメで再現しようとしています。とにかくスタッフさんの熱量が半端ないです。この作品を熱烈に思って動いている。だから絶対、皆さんの期待に応えられると思います!

暮石:ありがとうございました!

●放送情報●
AbemaTV(1月9日(木) 24時~)
TOKYO MX(1月9日(木) 24時半~)
BS日テレ(1月13日(月) 24時~)

▶ 詳しくはアニメ公式サイトをチェック!
https://somali-anime.com/

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