日々、わがままばかり言うこども母親に頭を悩ませる女子高生の愛理。 話は通じないわ、自分の都合だけは押し付けるわ、ヒステリックな母親に辟易し、心は 死んでいくばかり。とにかく、友達や先生には会わせたくなくて、三者面談の予定を前 に愛理の気持ちは沈むばかりだった。 そこで、思い出したのが友達が見つけてきた「レンタルお母さん」というサービス。最 初は胡散臭いと感じていた愛理も、背に腹は代えられず、すがるような気持ちで電話を する。そして、やってきたのは怪しくも美しい、レンタル母「アイダ」だった――。 その日から、「アイダ」による家族喰い計画が始まる。
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